スノッブ効果

数次相続

　遺産分割が終了することなく、相続人の１人が死亡して次の相続が発生することを「数次相続」といいます。

 

陶晴賢（すえはるかた）　

　陶晴に賢は、1521年（大永元年）に大内氏の重臣、陶興房の次男として誕生しました。

少年時は美男として知られ、そのため大内義隆の寵童として重用されました。義隆は公家趣味でした。

1539年に父・陶興房が病死すると、19歳で陶家の家督を継ぎます。

陶晴賢は、中国・九州に広大な領地を持つ大大名だった大内義隆を滅ぼし、後に、この地方で毛利元就が躍進していく転換期になりました。

晴賢と名乗ったのは、大内義隆を討ち、大友晴英を当主に据えてから厳島の戦い前に出家するまでの数年間だけであり、それまでは初名の隆房を名乗っていました。

 

スノッブ効果　

　スノッブ効果とは、「他の人とは違うものを手にしたい」と考える人の心理です。多くの人が持っているものに対しては購買意欲が減少し、反対に珍しい・特別な者に対して魅力を感じます。逆の心理にバンドワゴン効果があります。

その結果、高級ブランドの洋服や、高級腕時計、高級な香水、高級自動車などの購入に繋がります。

マーケット戦略で広く用いられており、「期間限定』『地域限定」とうたわれる商品は、スノッブ効果を活用した代表的なものです。

他人が持っていない物を手に入れることで、自分の優位性を誇示しようと考えるのは、本当は自分に自信が無いからということもあります。

■スノッブ効果のマーケッティングへの活用事例

①地域限定

　別の地域では手に入らないので、「他の人が持っていない物を所有できている」という心理が働きます。

東京ディズニーランドで販売されているグッズは、そこでしか購入できない限定の商品です。

②数量限定

　「○○台限定販売」など。

　手に入れること自体が困難であるため、所有することがステータスになります。

③期間限定

④人数限定